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徒川のここのところ・締切修羅場編 ~文壇カフェ・たまご 第十一話

      2015/05/27

徒川のここのところ・締切修羅場編 ~文壇カフェ・たまご 第十一話

さぁて、ドリンクが来たところで……。

実は私、ここ数か月一つの原稿にかかりきりになってまして。
それがやっと完成して、4月末締め切りの公募に出したところなんです。
私史上最も長い長編で、書き上げた段階では約16万字。いやー、大変だった。
しかしもっと大変だったのは、書き上げた後のことだったんです。

その賞の要項には、「文字数の目安は8万字~20万字」を目安とし、「40字×16行で換算して200~300枚」に収めるように、と書いてありました。
そして、「目安の文字数と換算枚数では差異が生じるが、あくまで換算枚数を優先させるように」とも。

でね、書き上げた段階で16万字だから、まぁ余裕だと思うじゃないですか。
で、wordで文字組を直してみたら……「375枚」……。
まぁ、思わず我が目を疑いましたよね。
で、何度も何度も間違っていないかを確認してから、地獄の調整作業。
この時点で、締め切りまであと3日位でしたかね。
ええ。死ぬかと思いました。

削れる所を削って削って、かなりのシェイプアップをして何とか規定枚数におさめたのが締め切り前日。我ながらよく頑張ったと思いますよ。

その賞の応募要項は既に次回の為のものに更新されていますが、そこからは「目安の文字数」が削除されていました。同じように苦戦した人が居たのかなぁ、と勝手に思っています。

他の公募でも、目安の文字数と換算枚数に差異が生じるものは割とあるようですね。
皆さんも、文字数マジックに惑わされず、ちょくちょく換算枚数でチェックすることをおすすめします。

とはいえ、「小説を書く時には始めにばーっと書くだけ書いて、そこからいらない部分を削除していくのが良い」という意見も耳にしたことがあります。
意図せずそれを実行した今だから言える! それは確かに正しいと!!

ただ、時間的余裕が無いとメンタルがすり減りますね。
だからつまるところ、進捗管理はちゃんとやりましょうって話。ここに落ち着くんですよ。

私が行っている進捗管理は、概算した全体の文字数を残り日数で割り、一日あたりのノルマを算出するという単純なものです。
それを手帳に書き込んで管理しています。

この長編を書いた時に気付いたのは、「書かなければいけない文字数」を管理するよりも、「書けた文字数」を管理する方がモチベーションを保ちやすいということ。

具体的には、「書き上げることのできた文字数」を手帳につけ、「残り日数で書き上げるには一日何字書けばいいのか」を考えるということですかね。

「よし、一日5000字書くぞ!」って言って書けないと凹むじゃないですか。
4000字しか書けなかったら「よし、じゃあ明日は今日のマイナス分も取り返して6000字……」って思うでしょう?
でもそれじゃあ雪だるま式にノルマが増えていって、辛いばっかりですよ。

だから、見つめるのはあくまで「締め切り」。
「締め切りまでに完結させるには、どうしたらいいか」を考える。
もしあんまり書けない日があったりしたら、そのマイナス分は潔く残り日数に割り振っちゃいましょ。その方が絶対捗るから。

――多分やってることはそんなに変わらないので、心理的なものだと思うんですけど。
こういう風に考え方を変えてから、随分楽になりました。

皆さんは進捗管理ってどうしてますか?
私、この分野がどうにも苦手で、いつも手帳がぐちゃぐちゃになってしまうんです。
もしよかったら、貴方の進捗管理術、私に教えてくれませんか?

雑談ノート

「文壇カフェ・たまご」は小説家のたまごの憩いの場です。あなたの意見、感想、問題提起……勿論ただの世間話でも結構です。どうぞお気軽にメッセージを残していって下さい。すべてに目を通し、お返事させていただきます。徒川ニナ

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たまごライター:徒川ニナ
writer_nina_1001987年生まれの静岡県民。自分の書いた文章を一人でも多くの人に読んでもらうべく活動中です。守備範囲は純文学からラノベまで浅く広く。時にエッセイも嗜みます。音として美しい日本語を日々研究中。Twitter:@adagawa_n

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Comment

  1. 単純にエクセルで管理かな……。
    「日付」「今日書いた文字数」「合計文字数」「合計枚数」
    関数を作っておいて「今の文字数から1日〇文字のペースで書いたら、〇月〇日に完成予定」
    サボったらどんどん伸びていく。
    もちろんグラフとかにしたらいつ調子がいいかとかはわかりますが……あんまやらんか。でも記録全体を振り返るのにはいいかな

    だいたい公募では原稿用紙換算が書いてあるので、それを目標にします
    原稿用紙換算 = 文字数 × 1.2 ÷ 400 ぐらいでいつも計算してます

    どうしてもノルマが達成できなかったら……まあしょうがないということで、原因を考えるか、書き方を見直すか……

  2. 徒川ニナ より:

    KosugiRanさん、いらっしゃいませ。
    すごい!私はエクセルがからっきしでして、「関数を作っておいて~」とさらっとおっしゃるKosugiさんを尊敬のまなざしで見つめることしかできません。
    ほほぉ……、グラフなんかもできるのですか……。
    やっぱり勉強するべきですかね。色々管理するのに便利だって言いますし。

    1.2という係数が非常に興味深いですね。
    改行などで増える分を見込んで、ということでしょうか。
    前回ここで痛い目を見たので、勉強させて頂きます。

    ノルマが達成できなかったら、という仮定自体が胸の苦しくなるものではありますが、原因究明は必要ですよね。
    それが書き方にあるのか、はたまたテーマ設定やプロットにあるのかは、その都度違うでしょうが……。

    大変ためになるコメントを有難うございました。
    Kosugiさんとこうしてお話する機会が、近いうちにまたありますように。

    徒川 ニナ

  3. たすく より:

    締切って悩ましすぎますよね。
    ま、素人の私にはあまり締め切りは関係ありませんが、それでも10万字指定の公募の時にあと1万4千字足りなくて涙をのんだこともありましたっけ。

    だからと言って、やっつけで書き終えたとしても果たして自分が納得できたのかどうかと言えば答えはNOです。

    だから、出せないとわかってから、ペースを落としてじっくり最終まで書き上げました。

    正直、書くのもアレンジ上等のこの性格、ノルマで一日何字とか絶対にできない~。その代り乗せれば一日中でも書いていられるので、自分をどれだけ鼓舞できるかが勝負だったりするのですが。

  4. 徒川ニナ より:

    たすくさん、いらっしゃいませ。

    公募の締切には頭を悩ませますよね……。規定文字数に足らなくても駄目、多すぎても駄目。
    その都度確認しながら進めていくのがいいのかもしれませんが、なかなかそんなこと構っちゃいられないですからね。

    その上でクオリティも高めなければいけない。
    物書きの道はとても険しいですね。
    でも、たすくさんの選択は正しかったと思います。
    「とにもかくにも完結させねば経験値は上がらない」という意見は方々で見かけますしね。

    すごい!私は一日中とか難しいだろうなぁ~……。
    そのかわり毎日コツコツ型なのですが、それでもやっぱり気分の上がり下がりはありますし……難しいですね。
    自分を鼓舞する。テンションを上げる。
    結局それが一番大切なのかもしれませんね。

    あー、そんなことを言っていたら何だか書きたくなってきました!
    こうやって他の物書きさんと交流するのも、モチベーションを上げる大切な手段ですね!

    それでは。近いうちにまた、たすくさんとこうしてお話する機会がありますように。

    徒川 ニナ

コメントはお気軽に^^

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