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新企画:『文壇カフェ・たまご』

      2014/12/18

新企画『文壇カフェ・たまご』

今夜から始まる新企画のコンセプトは、「小説家のたまごと一緒に、小説のことを考える」です。

案内役は、たまごライターとしても活躍中の徒川ニナさんに務めていただきます。

徒川さんは現在、小説家養成講座に参加し、「すばる文学賞」の受賞者でもあるプロの小説家に師事されているそうです。

そこで徒川さんが学んだことはもちろんのこと、日々執筆を続ける中で気がついたこと、考えさせられたことなどをテーマとし、同じく小説家のたまごである皆さまと一緒に、小説に関する意見交換ができる場を作りたいと思っています。

大きな物語のはじまり

cafetama

『文壇カフェ・たまご』は、架空のカフェを舞台に繰り広げられる、大きなひとつの物語でもあります。

小説家のたまごである主人公のあなたは、小説家のたまごが集まると噂のカフェを訪れます。そこで、同じく小説家のたまごである徒川ニナさんと出会い、小説について語り合うことになります。

また、カフェには「雑談ノート」が置いてあり、初見や常連に関わらず、ノートへの書き込みを通して、様々な意見交換がなされます。常連客である徒川さんは、必ずすべての書き込みに対して目を通し、返信もしているようです。

「雑談ノート」に書き込みされた意見や感想は、いずれ物語の中に登場することがあるかもしれませんので、積極的に書き込みしてみてください。

まずは、本日から二夜連続でお届けします。ごゆっくり、お楽しみください。

文壇カフェ・たまご プロローグ

こんにちは、いらっしゃい!

――ああっ、ごめんなさい! びっくりしましたよね。
決して怪しい者じゃないんです。だから引き返さないで!

あんまり見たことが無いお顔ですね。このお店は初めてですか?
ここは「文壇カフェ・たまご」。
どこからともなく小説家のたまご達が集う、街の小さな喫茶店ですよ。
ちょっと変わったところがあるとすれば、コーヒーがすごく美味しいってことと、フードメニューにチキンと卵はご法度! ってことかな。

私は徒川ニナといいます。別に従業員でも何でもなくて、ただのお客。
常連っていうほどじゃないけれど、執筆の合間によく遊びに来るんです。
マスターがあんまりシャイなものだから、気が付いたらこうやって接客まがいなことまでしていて……。
え? それは単にあんたがうるさいだけじゃないかって?
貴方、初対面の人間相手になかなか言いますね。
ふふ。私実は、そういうひと結構好きなんです。
何だか貴方のこと、気になってきました。

ああ、いけない。話が逸れましたね。
カウンターの奥に居るのがマスター。
美味しいドリンクとフードを提供してくれる、凄腕サンなんです。
って言っても、実は私もマスターのことは全然知らなくて。
あっ、でも、どうやらめちゃくちゃ早起きらしいですよ!
この間朝の7時に来た時、店が開いてたのには本当に驚きました。
このお店、一体何時オープンの何時閉店なんでしょう?
まぁ、そんなこんなで、私は親しみを込めて「にわとりさん」と呼んでいます。
「たまご」をいつも見守ってくれているマスターにはうってつけでしょう?
え? 果たしておん鶏なのかめん鶏なのか気になる?
だっ、駄目ですよ! そんなの私ですら聞いたこと無いのにっ!

貴方もここに来たっていうことは、きっと「小説家のたまご」なんですよね?
この「文壇カフェ・たまご」、通称「カフェたま」には、小説を愛するたくさんの人がやってきます。
美味しいコーヒーを飲みながら物書き談義に花を咲かせるのは、思っている以上に楽しいものですよ。

私は見ての通りこんな風にうるさいものだから、絶えず何かを喋っているんですけれど、よかったら貴方も一緒に、「小説」というものについて語り合ってみませんか?
直接言い辛かったら、書面で残して下さっても構いません。

――ほら、見て下さいこれ!
「雑談ノート」っていいます。私が考えたんですよ。
ここに私の与太話がああだとかこうだとか、「こんなお題で話して欲しい」とか、そんな風にコメントを残して下さったら、全部に目を通します。
一つ一つにお返事も返しますよ! どうぞお気軽に書いていって下さい。

私はこうして「カフェたま」に来ていることからもわかる通り、まだ孵化もしていない、ぴっちぴちのひよっこ未満なんです。
だから、ものすごく為になることも、明日から使える筆力向上テクニックもお話することはできません。悲しいことにね。
でも、だからこそ感じることや、わかることってあると思うんです。
それを共有できるのが、ここ「文壇カフェ・たまご」というわけ。
どうです? 何だか素敵でしょう?

――あぁ、すみません。すっかり夢中になってしまって。
よかったら貴方もここに座って、一緒にお話しませんか?
マスター。こちらの方に、マスターのとっておきブレンド淹れてあげて下さい。
ホットにしますか? それともアイス?
どっちもすごく美味しいですよ。
そりゃあもう、ずっとここでこうやって、まったりお喋りしていたくなるくらいにね。

雑談ノート

「文壇カフェ・たまご」は小説家のたまごの憩いの場です。あなたの意見、感想、問題提起、、、勿論ただの世間話でも結構です。どうぞお気軽にメッセージを残していって下さい。すべてに目を通し、お返事させていただきます。徒川ニナ

※雑談ノートへは、下記のコメント欄から書き込みできます。

 - 文壇カフェ・たまご

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Comment

  1. 匿名 より:

    おはようございます。
    いきなり質問で申し訳ないですが、気になっていることを一つ。
    「小説を書くには知っている語彙が豊富なほうがいいですよね?」

  2. 匿名 より:

    おはようございます。
    なんともおもしろい場所ですね。興味が湧いてきました。

    ところで、徒川さんは小説を書くとき、何を考えて書いています?
    私はですね、何も考えていないんです。
    ……ああ、これだと語弊がありますね。物語の流れだとか、読みやすさだとか、場面を効果的に表現できそうな言葉だとか、そういうのは私だって考えているんですよ。

    でも、狙っている読者層だとか、売れるか売れないかだとか、そういったことは一切考えてないんです。
    書きたいと思ったものを書く、それが私の信条なんですよ。だって、書きたいものを書けないなんて、つまらないじゃないですか。
    読者への配慮は大事だと思うんですが、媚を売るような作品は駄目なんです。なんのために、なにをしたくて書いているのかを見失ってしまって。
    こんなんじゃ長続きなんてしないでしょう? 長続きしないものを生業にするなんて、少なくとも私には無茶な話です。

    ……まだまだ未熟な証拠なんでしょうかね。
    時々、他のたまご仲間の考え方を聞くと、落ちこむんですよ。売れるか売れないか、それだけで話をするもんですから。

    おっと、なんだか愚痴のようになってしまいましたね。すみません。
    物を書く時はいつだって孤独なものですが、時々孤独に耐えかねる時があるということで、ここはひとつ。

  3. 徒川ニナ より:

    いらっしゃいませ、コメント有難うございます。
    「小説を書くには語彙が豊富な方がいいか」。難しい質問ですね。
    多分色んな意見を持っている方がいると思うんですけど、
    ここでは私の考え方を書きますね。

    語彙はあるに越したことは無いです。
    ただ、めちゃくちゃたくさんの言葉を知っていなくても、
    きっかけになる一語があれば、小説は書けるというのが個人的な見解です。

    というのも、私の師匠である花巻先生は、小説を書く際に
    「類語辞典」を多用しているそうなのです。
    きっかけになる一つの単語があれば、それに類する言葉を探すのは、
    現代においてはさほど難しいことではありません。
    辞書の類やインターネットなど、調べ物のツールはたくさんありますから。

    むしろ重要なのは、今書こうとしている日本語がそこに合っているのか
    合わないのかを見極める嗅覚というか……。

    例えば、
    「太陽の光が眩しい」と書いた時に、「んっ、ここ『まぶしい』だと何だか違うな」
    「『眩しい』っていうか、『まばゆい』だな」と気付く力。
    これさえあれば、あとは調べればどうとでもなるんじゃないかなぁと思っています。

    ただ、この力を磨くにはたくさんの文章にふれるよりほかなく、
    そうしていれば自然と語彙は身につくのかもしれませんけどね。

    興味深い質問を有難うございました。
    お互い執筆頑張りましょうね。
    近い将来、貴方とまたこうしてお話をする機会がありますように。

    徒川 ニナ

  4. 徒川ニナ より:

    いらっしゃいませ。
    ふふふ、とっても面白そうだし、楽しそうでしょう?
    そう言ってもらえると、何だかとても嬉しいですね。

    ふむふむ、「小説を書く時に何を考えているか」ですか。
    こうして考えるとなかなか難しいですね。
    でも私もおおむね、貴方の考えに近いような気がします。

    私が物書きの知人とよく話すのは、
    「物語が、登場人物達が、なろうとしているもの、
    やろうとしていることに近付けてあげる」
    「物語が『そうあろう』とする方向になっていくのを『手伝ってあげる』」
    ということです。

    売れる為に小説を書く、って、何だか本末転倒な気がするんですよね。
    そういうひとって、「じゃあ何で売れたいの?」って聞いたら、
    「これからも小説を書いていたいから」って言ったりしてね。
    何とも不思議な永久機関ですけど、
    物語を作る、という行為の根幹はそこではないような気がしています。

    まぁ勿論、商業としての小説を極めようという方もいらっしゃるのでしょうが、
    私も多分向いてないですねぇ。
    誰よりもまず自分がその物語にきゅーんとしないと書けないですから。

    テンプレートにのっかった作品は確かに売れるかもしれません。
    でも、書いている最中に自分のモチベーションが上がらなかったら、
    それを読んで「思う存分エキサイトして下さい!」なんて
    言えないのではないですかねぇ?

    お互い愚痴の一つや二つ、出る時もありますよね。
    いいんです。ここはそういうのもまるっと吐き出せる場ですから。
    孤独に耐えかねたらいつでも遊びに来て下さい。
    ここにはマスターがいて、多分大体の時は私もいて、
    ほかのお客さんもみぃんなあったかいですから。
    むしろ孤独の中ではなく、そういった交流の末に名作は生まれるのかと
    思うほどですよ。
    お互い世間の荒波に負けないよう、頑張りましょうね。
    近い将来、貴方とまたこうしてお話する機会がありますように。

    徒川 ニナ

  5. でんふぁれ より:

    おはようございます。
    この場所は小説家を目指す者にとっては非常に嬉しい場所ですね!

    早速質問なんですが、私は小説の題名の付け方に悩んでいます。
    小説のモチーフから取る、登場人物のセリフから取る等々聞きますが、今ひとつピンと来る題名を付けることが出来ません……。
    ニナ先生は、小説を書くときどのように題名を付けていますか?
    コツ等ありましたら、是非とも教えていただけないでしょうか。

    よろしくお願い致します!

  6. 徒川ニナ より:

    でんふぁれさん、いらっしゃいませ。
    そういう風に言って頂けると私も嬉しいし、マスターだって喜びの余りいつもより大きな鳴き声をあげてしまうかも。笑

    題名の付け方ですか……。
    私個人の話で言えば、単語一つをぽんとタイトルにするより、文章にしてしまうことが多いですね。
    といっても、今流行りのスレタイ系(俺の○○が××したんだが。みたいな奴ですね)ではなく、どちらかというと短歌とか、そちらの流れをくんでいるのではないかと思います。
    (昔短歌や現代詩をやっていたからというのもありますが)

    拙作を例に出すと、
    ・星の涙にその手をのべて
    ・転んで起きる星のもと
    などなど。
    割と長めのものが多いですね。

    私は他の方に言われるまで気付いていなかったのですが、どうも七五調を多用する傾向にあるようです。
    ・ほしのなみだに(7文字)そのてをのべて(7文字)
    ・ころんでおきる(7文字)ほしのもと(5文字)

    昔から、短歌や俳句で用いられる5文字と7文字の組み合わせは語呂が良く、なんとなくキャッチーな気がして気に入っています。

    こんな風に、イメージに近い単語を語呂を気にしながら組み合わせていくというのも手ではないでしょうか。

    個人的見解しか書けなくてすみません。
    お互い「たまご」だからということで、ここは一つお許し下さい。

    このたびは、雑談ノートへの書き込み有難うございました。
    またこの場所で近いうちに、でんふぁれさんとお話する機会がありますように。

    徒川 ニナ

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