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貴方が本当に書きたいもの ~文壇カフェ・たまご 第二話

      2017/06/07

第二話 貴方が本当に書きたいもの

cafetama

こんにちは。少しお久しぶりですかね。お元気でした?
いや、実は私、先日少しばかり体調を崩していましてね。ようやく出歩けるようになったところなんです。ほら、ちょっと顔周りが痩せたと思いません?
え? よくわからない? ……もう。そこは嘘でも「痩せましたね」って言うところですよ。

まぁいいや。折角いらしたんだから、よかったら私の悩み、聞いていって下さいません?
いや、「私の」って言うと語弊があるかな。これは「みんなの」悩みですよ。
責任重大ですからねっ!

さっき、このところ滞っていた雑談ノートのお返事をしていたんですけれど……少し気になるお話を見つけましてね。
テーマ……というか「書きたいもの」について。
これって、皆さんはどうやって決めているのかなぁ?

私は、以前から何か所かで話しているんですけれど、「テーマソング」が最初に決まることが殆どなんです。
そして、例えば「鬱々と悩んでいたけど自転車で風を切って走っていたら何だかそんなことどうでもいいやーって気分になってスコーンとする話」みたいなざっくりとした「軸」ができる。
でもそこからどうやって話を作っているのかと聞かれるとなかなか難しくて……。私、今一生懸命考えていたんですよ。

この方……どりさんは、「書きたいシーンを繋げていってもお話にならない」っておっしゃっているけれど、それってなかなかどうして真実で、多分、そういう時の書きたいシーンAと書きたいシーンBって、そもそも演者が違うというか……違う人の物語なんじゃないかなって思うんですよ。

例えば、私はさっき言った「スコーンとするシーン」が書きたいとします。
それとは別に、気が強い姉妹が大喧嘩するシーンも書きたいとします。
でもこの二つがなかなか結びつかない。
それって何で? って考えた時、私は気付くんですよ。
「ああ、ここで自転車に乗りながらスコーンとする女の子は、ちょっと気弱でナイーヴなんだ。一人っ子で、生理前症候群がひどくて、だからこの時こんなにもおセンチな気分に浸ってるのね」って。
2つのシーンはそれぞれ別の人間の人生なんだから、繋がらなくても仕方ないです。
だから、まずは書きたいシーンを一つに絞って、むしろそこから「その人の人生を膨らめていく」ことが大切なんじゃないかなぁって思うんですよね。

私が以前お話したことのある方は、物語のあらすじやキャラクターの設定を考える時、主要人物の履歴書を書くっておっしゃっていました。履歴書ってあれですよ。バイトの面接とかで使う、例のあれ。
あとは、性格診断みたいな設問集に、キャラになりきって臨んでみるという方もいらっしゃいましたね。で、出てくる「あなたは○○なタイプ」っていうのに、フムフムと頷いてみたり。

うーん、なんか改めて自分がやっていることを振り返るのって難しいですね。
言いながら頭がこんがらがってきました。
いいですか? もし私がおかしいことを言ってたら、全身全霊で突っ込んで下さいね? 貴方だけが頼みの綱なんですから。

……そういえば、今いつだか物書き仲間の友人が言っていた言葉を思い出しました。
「あー! 早くあのシーン書きたいけどそこまでの道のりが長い!」って。
多分結構みんな、書きたいシーンの為の「前置き」を一生懸命書いているんですよ。
主人公が気持ちよくスコーンとするには、その前段階の悩みが綺麗に、切々と描かれていなければならないし、彼女の「悩み」がリアルでないと、「スコーン」が快感になりませんからねぇ。

……うーん、うまくお返事できているでしょうか。
この問題については、できればもう少し考えてみたいです。
あっ! 雑談ノートで皆さんに意見を募ってみるのもいいかもしれませんね。
よーし……!

「皆さんは、どこから、どうやって物語を作りますか?」

お返事がくるといいなぁ! 今からわくわくします。
マスターマスター、私、カフェオレが飲みたいです! ミルクたっぷりの。
あとはレモンのスコーンも! ハチミツたっぷりでお願いしますね!

雑談ノート

「文壇カフェ・たまご」は小説家のたまごの憩いの場です。あなたの意見、感想、問題提起……勿論ただの世間話でも結構です。どうぞお気軽にメッセージを残していって下さい。すべてに目を通し、お返事させていただきます。徒川ニナ

※雑談ノートへは、下記のコメント欄から書き込みできます。

 - 文壇カフェ・たまご ,

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Comment

  1. 匿名 より:

    どうも、スタンリーと申します。
    自分もライトノベル小説を個人で書いています。
    記事に書いてあった通りの事が書かれていて
    はっとしました。
    自分の小説を読んでくれる人を探しています。
    すみません、失礼します。

  2. 徒川ニナ より:

    スタンリーさん、いらっしゃいませ。

    個人で小説を書いていると、「誰かに読んでもらう」ことに対するハードルがとても高くなりますよね。よくわかります。

    そういう時に心強いのがやはり「たまご仲間」や「自分の趣味を理解してくれるひと」だなぁということを、最近よく思うんですよね。
    そういう「仲間」と知り合うことができるのも、このカフェのいいところの一つです。
    幸いというか必然というか、とにかくここに居るのは小説が大好きな人達ですから。
    どうぞまたごゆっくり、遊びに来て下さい。

    遠からぬ未来、貴方とまたここでお話ができますように。

    徒川 ニナ

  3. 親愛なるニナ様

     はじめて雑談ノートに書き込みさせていただきます。
     ニナさんが注文した、カフェオレとレモンスコーンが食べたくなって、訪れた次第です。とても美味しかった。にわとりさんも素敵な方ですね。
     わたしもニナさんと作品に出会えたことを心のよりどころにしています。
     本当にありがとうございます。
     素敵な作品をこの世に生み出してくださったこと、わたしの言葉に目をとめてくださったこと。ニナさんの作品で二次創作萌えを楽しんでいることを笑ってくれたこと。感謝の気持ちを先に書きました。

     本題です。
    ・あなたが本当に書きたいもの
     明確にたったひとつを示せるものなんかないと言い切れます。小説(物語)を構成させるのはひとつだけではないからです。キャラクター、設定、構成、世界観、文体、対象年齢、対象性別、ジャンル、などなど。ありとあらゆる様々な要素が絡み合いつぐむのが物語だと思っています。

     例えば。
     どんなに素敵なキャラクターを作り出せる天才も、文章力や構成がおかしいと読み手は「残念だなぁ」と歯がゆい思いをします。一部の意識が高い書き手は、数年後レベルアップを果たしてそんな残念さを少なくさせることが可能です。努力を惜しまないからです。ニナさんもそんな人のひとりだと、尊敬しています。
     わたしもそうでありたいと日々、頭をひねらせるのです。
     今年は、ニナさんたちと出会って、読むことは、書くことなのだと思いました。読んで刺激されて、書いて上手くなりたい! と上を見るようになったのです。

     わたしが本当に書きたいのは、誰かに楽しんでもらえる物語。

     余談です。
    「#たまごの気持ち」にツイートさせてもらっています。以前、「A」or「B」の問いに対してことごとく、どっちかなんてない。という思いばかりです。考えるきっかけになっています。どっちかなんて。あれですかね。わたしは浮気するタイプですね。みんな大好きだよ。

     最後に。
     今回は雑談ノートでしたが、一緒にお茶が出来たら嬉しいです。タイミングが悪くお会い出来なったことが残念でなりません。
     体調が回復してよかったです。
     では、また来年もよろしくお願いします。良いお年をお過ごしください。

     黄月 貴美(ki-ro)

  4. 徒川ニナ より:

    親愛なるきーろん、いらっしゃいませ。
    しめたとばかりに愛称で呼びだしてすみません。これも愛情表現ってやつです。
    スコーンとカフェオレ、気に入って頂けたようで何よりです。
    私の大好きなこの場所を褒めて頂けるのはとても嬉しいことですね。
    マスターもきっと喜びます。

    きーろんさんや沢山の気の合う創作仲間に出会えたことは、私にとっても大切な財産だと思っています。
    こちらこそ、素敵な物語と出会わせてくれて有難う、うちの子達を愛してくれて有難うとお礼を言いたいです。

    物語というのはとても複雑で、繊細で、だからこそとても面白いですね。
    手がかかる子ほど可愛いというか何というか……。
    要素同士が複雑に絡み合うそれを一口に語ることはできないという言葉には、私も同感です。
    そして頂いた過分な評価にぷるぷる震えながら、今日も頑張ろうと決意を新たにするのです。
    私もきーろんさんのこと、尊敬してますし、その分負けたくないとも思っているのですよ。ふふ、こんなこと言うのは初めてですね。何だか照れます。

    きーろんさんの「たまごの気持ち」、いつも興味深く拝見しています。
    史上最高の名作は?という問(だったかな?)に、「自分で書く!」とお答えになっていたのが印象的でした。そういう姿勢、大好きです。

    浮気はよくないですが、色んなものを愛するのはとてもいいことだと思います。
    お腹も回復して今日は忘年会。
    お互いよい年末とよい新年をおくりましょう。
    そして、今後ともどうぞ宜しくお願い致します。

    徒川 ニナ

  5.  どうも、お邪魔します。痩せた徒川さん、よろしくです。
    トリックスターのどりですw
    前のを読むと、まあ恥ずかしいこと書いてますね。私。
    たぶん相当不満がたまっていたのかなと。
    いや、話のねたを提供したのだからいいのかなw
    そういうことでお許しください。

     書くのに当たって、ざっくりとした軸で書き始めますか。
    私はもっと、「友情について書きたい」とか
    「恋愛話にする」とかそんな風に決めるのかなと思ってました。
    たとえばの「スコーンとする話」だと
    そういう部分がまだないですよね。
     私もたとえば「ムスリマについて書きたい」と決めたときに、
    「じゃあ、それで何を読者に訴えたい?」と自問して、
    止まってしまったわけです。

     「道のりが長い」。はい、それは同感です。
    っていうか、思いつくのは楽しいけれど、
    文字にしていく作業はめちゃしんどい。
    でもそれをしないと、思いついた事が視覚化できない。

    「どこから作るか」
     だれも書いてない(と思う)ような話を思いついたときですね。
    たとえばさっきの「ムスリマ」。たぶん、誰も書いてないだろうなってね。
     「ムスリマ」って何だって? 女性イスラム信者です。
    イスラムの信仰書を書こうってんじゃないです。
    参考には読みましたけどね。
     そうか、もう少し、ここから踏み込まないと駄目なんだ。
    「ムスリマ」で書きたいこと。
    ”女性スナイパとなるべく過酷な扱きに耐えてきた少女が
    結局は一人ぼっちになってしまい、未来に絶望するけど、
    そこに差し込む一条の光に希望を見出す”話なのか。
     そうか、これぐらいにまとめれば、方向を間違えないですむのかな。

     とりとめもなく、書きました。
    ブラックコーヒーもたまには砂糖少々かきまぜるとおいしく感じます。
    では。

  6. ada より:

    どりさん、こんにちは。いらっしゃいませ。
    色々溜まってしまうことってありますよね。
    お互い様だと思うのでどうぞお気になさらず。
    素敵な議題を提供して頂けたと思っているので、こちらとしては大変有難く思っていますよ。

    「スコーンとする話」というのが先に決まる、というのはつまり、「主人公がこういう気持ちになるところを書きたい」という極めて部分的な方針が先に出てきたということだと思います。
    例えばムスリマというテーマだったら、厳しい戒律に対する葛藤とか、その中で主人公が何を見出していくかということもテーマになってきそうだな、と思いました。

    道のりは確かに長いですね。
    しかし旅の道程はは長いほど楽しかったり、思い出深いものになったりしますから。
    何とか乗り越えていきたいと常々思っています。

    「ムスリマ」のお話のあらすじ、すごく面白そうだと思いました。
    スナイパーが絡んでくるのですね。
    殺生に関する考え方の違いなど、描く上での面白いポイントがたくさんありそうです。
    まとめ方に関しても、わかりやすくていいと思いました。
    そういう方針があると、書いている中で物語の方向性がぶれないかもしれないですね。

    少量の砂糖は寝起きの頭を活性化させてくれます。
    私も今日は砂糖と、それからミルクも入れて飲もうかな。
    しっかりかき混ぜて、ちびちび飲みながら頭が目を覚ますのを待ちます。
    それでは。お互い執筆頑張りましょう。

    徒川 ニナ

  7. 菊池川詠人 より:

    お邪魔します。

    「本当に書きたい物」の定義は人それぞれでいいと思いますが、最低限の共通項として「自分が受けた感激、感動を他の人にも伝えたい」という想いは必要だと思います。

    たとえば私は複数のサイトで、ある近未来艦隊戦記を掲載していますが、この作品のラストシーンは海外のニュースドキュメンタリーで聞いた、名もない母親の言葉です。

    中東の難民キャンプで、内戦の戦場から身一つで逃げて来たイスラム教徒が何千人も狭い難民キャンプで暮らしている場所です。

    欧米の記者が撮影インタビューして、あるまだ若いお母さんが幼稚園児ぐらいの小さな子供を抱えてこう言ったのです。(もちろん字幕でしたが)

    「悪魔でもいいから、この戦争を終わらせて!」

    もちろん悪魔信仰のカルトなどとは無縁な、あの地域ならどこにでもいそうな、普通のお母さんです。

    そしてイスラム教では悪魔崇拝は、たとえ冗談でも、重大なタブーです。

    そんなごく普通の敬虔なイスラム教徒、普通の女性に、子供の将来を悲観するあまり、そこまで言わせてしまう、この現実世界って一体どうなっているんだ?

    頭を内側からガンと殴られたような気がしましたね。

    普通で言う「感激、感動」とは少し違うかもしれませんが、なんとかそのお母さんの想いを世界に伝えたい。

    そう思って、その作品のラストに使いました、その考えを。

  8. 徒川ニナ より:

    菊池川詠人さん、いらっしゃいませ。

    確かに、読んで下さる方に「何かを伝えたい」という思いは必要不可欠ですね。
    教えて頂いたドキュメンタリーのエピソードはとても印象深く、「これを伝えたい!」という菊池さんの強い思いに共感致しました。

    実際に「誰かを守りたい」と強く思ったことのあるひとにしか生み出せない言葉というのは確かにあると思います。
    その言葉は特別な「深み」や「切実さ」をもっていて、そういったエピソードを取り入れることによって物語は確実に味わいを増します。
    (勿論「味わい」という安易な言葉でそのお母さんの苦悩を語ることはできませんが)

    「この思いを伝えたい」という小説作りの原動力である思いを実現する為にはやらなきゃいけないこと、知らなきゃいけないことがきっとたくさんあるのですね。
    菊池さんがこのメッセージを書いて下さった意図とは少し違うかもしれませんが、そういうことを切々と感じました。

    私も「これ」を伝えたい。書くことで。物語を創り出すことで。
    そういう思いに立ち返りました。有難うございます。

    カフェたまはこういう出会いがあるからやめられないですね。
    また近いうちに、ここで貴方とお話する機会がありますように。

    徒川 ニナ

  9. Ace/Black より:

    どうも、Ace/blackことAceです。
    小説家を夢見る、中学生です。
    現在は、暁の方で二次とオリを投稿しております。
    ですが、最近中々アイデアが浮かびません。
    何か、いいアイデアありませんか?

  10. 徒川ニナ より:

    Aceさん、いらっしゃいませ。
    私も中学生の時に、二次創作やオリジナルで執筆活動をしていました。
    そういう意味で、何だかとっても親近感です。

    アイデアって、思いつこうと思ってぽんぽん浮かんでくるものじゃないからなかなか難しいですよね。

    私がこの場でAceさんに、類稀なる素敵なアイデアを提供することはできないと思います。
    何故なら、優れたアイデアというものの大多数が、思いついたひと本人の経験や個性といったバックグラウンドと共にあって、初めて息づくものだと考えているからです。

    ただ、アイデアが浮かばない時にどうしたらいいのか、どうしたら改善される傾向にあるか、ということはお話できるかもしれません。
    どうせならもっと時間を割いて、ゆっくり考えてみたいですね。

    今度、もしかしたらカフェたまでこの議題についてぶつくさ話すかもしれません。
    その時は、どうぞ宜しくお願い致します。

    徒川 ニナ

  11. はじめまして、小説家になろうと中心に活動している多田燈と申します。

    私は現在の自己を改めるために自己否定のために小説を書き、節目に作品を拵えています。
    過去の自分を否定するために問題一つ一つの原因や悪癖を克服した証としての小説です。
    私は人を描くことは人の気持ちを知ることで、察することが出来る人でなければ書き得ないと考えています。例え普段は動かずとも、いざというときには空気を読んで立ち振る舞うことが出来る、そんな土台がなくてはならない。そこに到らぬ私は自らを省みるために内省のために文字にします。
    内省が私小説に共鳴することが多く、こと明治大正昭和の作品に接しつつ、3作拵え次に向かい精進をしています。定めた目標まではこのスタンスを貫く予定です。

    外へ働く作品を否定しません。
    私もいずれそこに辿り着きたい。

    ただし、外へ向かう作品。「何かを伝えたい」という想いからの創作には疑問を抱く点もあります。
    現代において伝えたいことがあれば文字よりは絵、絵よりは映像であるほうがわかりやすく、早い。だからこそ「なぜ文字で伝えたいのか」という疑問や「伝えるだけで満足なのか、何かしら行動しないのか」という点も頭をよぎるのです。

    私は現在直面すると自覚するこの二つの問題が解決しない限り外向きの作品は書き得ないでしょう。

    徒川さんは「何か伝えたいこと」を小説で表現する上でこの点をどう考えられますか?

  12. 徒川ニナ より:

    多田さん、いらっしゃいませ。

    私の場合、小説をどうして書き始めたのだろうと記憶を遡ると、小学校の頃に行き当たります。
    仲良しグループの友達をモデルにしたキャラクターが活躍する小説を、交換日記のようにノートで回し書きしていました。今で言うところのリレー小説ですね。
    その頃は単純に、楽しかったから書いていたような気がします。
    しかしその裏で、自分をモデルにしたキャラクターと、自分が好きだった男の子をモデルにしたキャラクターをくっつけようとしていたのも事実……。
    これはある意味自己実現のようなものかもしれませんね。

    中学生になった私は、少しずつ「美しい日本語」を模索し始めます。
    現代短歌に触れたのがそのきっかけだったと思います。
    共鳴するかのように響きあう言葉の組み合わせを探すことが、私の楽しみでした。

    描きたいストーリーがあったこともありました。
    作品を通して伝えたい命題があったこともありました。

    しかし私にとって、自分が書く小説の多くは「自分にとって美しいと思われる言葉の羅列」です。
    現代詩や短歌のように、読み上げた時朗々と響く文章であってほしいと思い書いています。

    勿論プロットを作る時、登場人物の気持ちや行く末について考えているつもりです。
    ただ私の中にあるのは、「この子はすごく可愛いから、幸せにしたいなぁ」とか「この子はずっと寂しかっただろうから、その心の穴を埋めてやりたいなぁ」とかそんなもので、「読者にこのテーマを伝えたいからああでこうで……これが何ちゃらのメタファーでうんぬんかんぬん」というものは欠片も存在していません(あくまで私の場合ですが)

    そういうところを鑑みると、私はあくまで私と、私の頭の中に居るキャラクター達の為に小説を書いているといえます。所謂自己満足ですね。
    そういう意味では、私の小説も外を向いていないのかもしれません。

    かねてより色んな所で言っていますが、私は「宮沢賢治がクラムボンをかぷかぷさせたのは何となく説」を提唱しています。
    何となく、というのは語弊がありますかね。
    彼は彼の美学に則って、感性の閃きのもと、クラムボンをかぷかぷさせたのだと思うのです。

    「かぽかぽ……かぷかぷ……うん、『かぷかぷ』!これいいね!」

    少なくとも私にとって、小説というのはそういうものな気がします。

    回答になっていなかったらすみません。
    興味深いご意見を聞かせて頂いたので、つい長々と語ってしまいました。
    また近いうちに、多田さんとここでお話する機会がありますように。

    徒川 ニナ

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