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ラッキーの秘訣 ~文壇カフェ・たまご 第四話

   

第四話 ラッキーの秘訣

cafetama

こんにちは! 今日も寒いですね~!
さぁ、早く入って入って。私、貴方に話したくて堪らないことがあるんです!
え? 聞いてやるから一杯奢れって? 貴方、この間のキャラメルマキアートで味を占めましたね。
――ブレンドかカフェオレで手を打ってください。こちとら今月は金欠なんですよ。
マスター、しょうがないんでこのひとのオーダー、私もちでお願いしますね。
ついでに私にも同じものを。

それじゃあ早速本題に移りますよ!
実は先日、県内のとある図書館が主催している講演会を聞きに行ったんです。
講師は「碧野 圭」先生。私の地元の書店大賞で「映像化したい文庫部門」を受賞した、「書店ガール」という本の作者さんです。
講演会のタイトルは「作家という職業」。
どうです? ワクワクするでしょう?
そこでかなり赤裸々なお話を聞くことができて、私のやる気は今、めらめらと燃え上がっているんです!

先生がどういう経緯で本を出版するに至ったのか、そして本を出版して「作家になる」というのはどういうことなのか、とても興味深いお話をたくさん聞くことができました。

そしてその中でも特に印象に残っているのが、「私はすごくラッキーだった」という先生のお言葉です。
友人・知人・その他沢山の「ご縁」が、先生を「作家」という職業に導いている、というのは、私もお話を聞いた時に感じていました。
だから私、質問コーナーの時に先生に聞いてみたんですね。
「ご縁や友好関係を広げる為に、何か意識していることはありますか?」って。

先生はfacebookやtwitterなどのSNSに参加していることや、年賀状などをしっかり出すことを挙げられた後、「自分は元々人見知りで、あまり営業などに積極的な人間ではない」ということを打ち明けて下さいました。そしてそこで飛び出した言葉が「私はすごくラッキーだった」なんですね。
あ、今、「ラッキーで作家になれるの?」って思いました? 思いましたよね?
その言葉、待ってました!

講演会から話が逸れますが、私はかねてから通っている小説家養成講座で講師をつとめている花巻かおり先生に、「広報活動の重要性」について尋ねたことがあります。
花巻先生は「名刺配りに精を出したこともあったけれど、あまり効果が無かった」とお話しになりました。
広報活動大事! と躍起になっていた私は「いやいやそんな筈は無いだろう」と食い下がります。
そんな私に、花巻先生はある重要な「コツ」を教えて下さったのです。

「無作為に名刺をばらまくより、自分が興味のある美術展とか、素敵だと思ったものに関わっているひとだとか、そういう人と世間話をする方が何倍も価値がある。話が合えば『今度ランチでも……』となるし、創作や色々な物事に対して自分とどこか重なる価値観をもっているひと、尊敬できるひととは、自然に素敵な話ができるし、時にはそれが大きな人脈に繋がっていくこともある」

ざっくり言えばこんな感じだったと思います。
「営業しに行くぞー!」って気合を入れて色んなところを尋ねるよりも、自分が興味のあるものから自然に派生するご縁の方が、確かに後々に繋がることが多いんですよね。
私の場合は、まさにこの「小説家養成講座」を主催されている企業さんとの出会いがそんな感じです。

碧野先生もきっと、ご自身の興味や友好関係から自然に派生したご縁によって、導かれたところがあるのではないかなぁというのが、個人的に勝手に至った結論です。
だから思い返すと、「私はすごくラッキーだった」となるんじゃないかなぁ、と。

私ね。だから「カフェたま」での出会いもすごく大切にしたいんですよ。
だって、同じ志を持っている仲間が、こうして同じ時間に同じ場所を尋ねて、それってきっとすごい確率の偶然ですよね。
そういうものの果てに、ご縁はきっと存在して、それは自分にとって有益か無益かということを抜きにしても、きっとかけがえの無いものになるんじゃないかなぁ、って。

え? 何だかクサイですか? ……そう言われると恥ずかしくなってきた!
ふふふ。でも、私の本当の気持ちなんですよ。だから貴方のことももっともっとよく知りたい。

さぁ、私の番は終わりましたから、今度は貴方がお話する番ですよ。
え? 聞いてない? いやいや。そんなことは言わせません。
聞いてあげるから、コーヒー一杯奢って下さいね!
マスター、カフェラテお願いします。勿論、このひとのお会計で!

雑談ノート

「文壇カフェ・たまご」は小説家のたまごの憩いの場です。あなたの意見、感想、問題提起……勿論ただの世間話でも結構です。どうぞお気軽にメッセージを残していって下さい。すべてに目を通し、お返事させていただきます。徒川ニナ

※雑談ノートへは、下記のコメント欄から書き込みできます。

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Comment

  1. はじめまして。明日穂と申します。
    最近ちょっと悩んでることと被る所があったので思わずコメント書いてます。
    小説を書くという趣味を持ちながら何なんですが、実は私「筆無精」なんです。
    手紙とかメールとかネットで人とやり取りするのがものすごく苦手です。
    ちゃんと会って会話できるならその方がずっといいです。
    以前に少し誤解されたこともあり、文章だけで自分の気持ちをニュアンスまでわかってもらえるかが不安なんです。
    Twitterをしてますが、これは相手がいるようでいないから。
    一方的につぶやいてスルーされても平気というか、そう言うもんだと思ってるからです。
    これは作品に関しても似たようなもので、たくさんの人が投稿するサイトで、気付かれなかったとしても仕方ないと思ってます。(営業する勇気もないですしね(笑)
    それでもまあ、ネットを利用して書いてる以上、もう少し上手く利用したいとは思ってます。
    身近な友人にも「小説書いてる」とカミングアウトできない「引きこもり状態」で細々とやってる人はどうしたらいいですかね?(知ってる人がまったくいないわけではないですが、ごく少数です)

  2. 徒川ニナ より:

    明日穂さん、はじめまして。
    お悩みを打ち明けて頂いて有難うございます。
    インターネット上での付き合いって難しいですよね。
    それこそ小説を書く人間の言うことではないかもしれませんが、「文字だけで思いを伝える」というのはとても大変なことなのではないかなぁと思っています。
    実際会って話したら何てことない内容なのに、何となく硬く見えたり、カチンときたり、お互いを上手くわかりあえずに行き違ってしまうということが、オンライン上には溢れている気がします。
    私もそういうことを何度か経験しているので、今でも投稿する文面は何度も見直しますねー。

    かといってオフラインの知人に打ち明けるのもなぁ、というのだったら、私は「オフラインで書き物友達を作る」ことをおススメします。
    以前ある投稿サイトの主催するオフ会に参加したことがあるのですが、とても有意義な時間を過ごすことができました。
    他にも地域の自治体や企業さんがやっている勉強会とか、講習とか、そういう所に顔を出してみるのもいいかもしれませんね。
    なるべく物書きに繋がりやすい内容のものに出席すれば、少しずつ輪が広がっていくかもしれません。

    お名前を拝見するに、お子さんがいらっしゃるのでしょうか。
    もしそうだったら、時間を作ることが難しいかもしれませんが……。
    少しでもお役に立つことを言えているのかあまり自信が無くて申し訳無いです。

    ただ、唯一自信をもって言えることは、同じ悩みをもっている人がきっとオンライン上にもオフライン上にも沢山居て、そういう人と繋がればいいってことなんだから、可能性は無限にあるっていうことです。

    例えばこの雑談ノートを見たカフェたまのお客様が、共感して明日穂さんのツイッターにアクセスするかもしれない。

    ほんのちょっとの行動で、きっと世界って大きく変わると思うんです。

    幸いここは同好の志の集う場所。
    もしまた「書いてやってもいいかな」って思ったら、是非メッセージを寄せてみて下さい。
    面倒くさかったらそんなに頻繁じゃなくても大丈夫だと思います。作家の筆不精さん、意外と多いですから。
    明日穂さんの書いた言葉を決して少なくは無い人数が見て、共感したり新しい意見をもったりする。そこからどんどん輪が広がっていく。
    カフェたまはもちろんのこと、インターネットだって、本当はそういう場所な筈なんです。
    今はネットの世界が細分化されすぎているようにも思います。個々人のパーソナリティを大切にしすぎる余り、無数にあるページの1つ1つにまで手がまわらない。
    だからこそ、こういう「仲間」が集まる所でたまーに、気が向いた時に筆をとるだけでも、大分違ってくるのではないですかね。

    長くなってしまってごめんなさい。
    できれば近いうちに、また明日穂さんとここでこうしてお話できますように。

    徒川 ニナ

  3. 親愛なるニナ様

     こんにちは。ニナニナ!
     再び雑談ノートに書き込みさせていただきました。
     わたしは、ニナさんに出会えたことがラッキーだなぁとやっぱり思います。ニナさんの作品を読ませてもらったことも。出会いっていいですね。
     もちろん、誤解があって、別れてしまう人もいるけど、嫌いとかじゃなくてその時の解釈かなって、自分を慰めてみます。また話しかけてもらえたら、以前と変わらぬ関係でいたいです。

     わたし、広報や営業は苦手です。
     なんだか「何? 自慢?」って鼻で笑っているんじゃないかという被害妄想に陥るのです。自分に自信がないんじゃなくて、人の好みは人それぞれだから、押し付けたくないというか。押し付けられたくないというか。
     文章創作作品(小説)はそういうデリケートな部分があります。わたしは好きだけど、誰かは好きじゃない場合もある。わたしにだって、皆が皆「イイね!」と思っているものを「うーん?」って意見を言えない場合も多いです。
     基本、マイナーな方なので。
     でも、だからと言ってその人が好きなものを貶すことはしたくないので、やり過ごします。笑って時がすぎるのを待つのです。議論は多数意見を敵に回すほど、面倒なことはないのです。
     なんだか、後半処世術みたいになりましたね。

     話を戻します。

     ご縁は大事です。ニナさんに会えてよかったなぁ。みんなに会えてよかったなぁ。何でもおごってあげるから、ニナさんのこと教えてください(笑)
     予算は。。。奮発して1000円! これでサンドイッチでも食べましょう。にわとりさんがきっと大サービスしてくれますよ(チラッチラッ)

     「好きなもの(興味があるもの)アンテナ」をフルに効かせて、どんどんラッキーをキャッチですね。ドリームキャッチに手を合わせて、お守りに手を合わせて、になになに手を合わせて、今日も創作活動にニマニマするのです。

     いつも、わたしを幸せにしてくれてありがとうございます。ニナさんの幸運を西側からお祈りしております。

     では、また書き込みさせて頂きます。

     黄月貴美(ki-ro)

  4. 徒川ニナ より:

    親愛なるきーろんへ

    ニナニナだよ!また遊びに来てくれたんだね!有難う!
    私も、きーろんをはじめ、たくさんの物書き仲間に出会えたことはかけがえの無い宝物です。そして、その方達の作品との出会いもね。
    すれ違いなんかもあったりするけれど、人とのご縁というのは本当に不思議なもので、ふとした瞬間に戻ってきたりするんですよね。いやはや不思議です。

    広報や営業っていうと、「苦手……」ってひと多いですよね。
    私が割とそういうのに乗り気なのは何故かっていうと、多分私が広報や営業をしている時に売り込んでいるのって、私の書いた小説じゃなくて「徒川ニナ」本人なんです。
    私ってこういう人間なんですー、貴方と仲良くしたいと思ってるんですー、どないですかー?って。本当に、友達の友達と仲良くなろうとしているみたいに。
    勿論私のことを「ムカつくなこいつ」ってひとだって居ると思うんです。
    そういうひとに無理矢理ぐいぐいいくことはしたくない。
    だから私が得意なのは、きまった人に大して情報を発信していくというよりは、不特定多数の「仲良くなってくれるかもしれないひと」と仲良くなっていくことかもしれないです。

    やり過ごすって、なかなか難しいですよねぇ……。
    私、「このひとに嫌われてるかもしれない!」って思うとすごく怖くなっちゃうんです。で、どんな行動にでるかというと、なんとか印象を良くしようと突撃していっちゃう。
    逆効果なのがわかってても、それがなかなかやめられなくて……。
    ある程度落ち着いてきたのは、やはり大人になってからですね。

    そして。

    ややや? こんな所にセロハンテープで貼りつけられた千円札がっ!!
    ――これは徒川への賄賂だと受け取っていいんですか?
    本当に食べちゃいますよ、サンドイッチ!!
    ……これはひとまず私の手元に置いておきます。
    今度来た時は、有難くこれでサンドイッチを頼みますね。
    で、自分語りをするので、内容が面白くなかったら千円の返還を要求して下さい! そしたらちゃんと返すから! むしろ利子が付くかもしれない!

    さて真面目な話。
    ラッキーって、手を伸ばせば近付いてくる気がするんです。
    ニナニナには手を合わせなくていいけど、お天道様とお月様に感謝を述べて、今日も今日とて笑顔を振りまいていきたいですね!
    ああ、あのさんさんと輝く黄金色は……きーろん? きーろんなの??

    こちらこそ、たくさんの幸せをいつも有難うございます。
    東側から「きーろんにいいことがいっぱい起こりますように」ってお祈りしておきますね。

    それでは、また!

    徒川 ニナ

  5. 神山 備 より:

    前略、
    ホント、自分もラッキーだと思います。
    一昔前なら、自分みたいな素人の作品を読んでもらえる機会などなかったですから。

    たとえ、お金は発生しなくとも自分の作品を読んで感想をもらえる。それがどれほど自分の力になっているかわかりません。Web様様。

    あと、不特定多数への営業活動ってかなりロスが多いですよ。

    私、クリスチャンでして、昔伝道集会のチラシを撒いていたときに牧師がぽつりと、
    「これって一万枚撒いて一人来るぐらいの回収率なんだよね」
    って言われて、非常に驚いたことがあります。そう、自分にとってジャストタイミングな話題とかでなきゃ、5秒もなくゴミ箱行きですからね。

    その点、ポータルサイトなら読みたい人が読みたいものを探して来るのですから、先ずのとっかかりはもうできている訳です。後は、タグやらあらすじやらをきっちりするだけ。

    紙の本になってほしいという欲がないわけではありませんが、これだけでも自分の思いが一人でも誰かに届くわけですから。

    そして、同じように書いている方たちと交流までできてしまう。ホント、良い時代になりました。

    ただ、一つ行き違うと顔の見えない分悲惨なこともありますが、それを怖がっていちゃぁ何も始まらない。私は真摯な気持ちで今日も書くだけです。

    あ、すいません! 勝手にベラベラと……おばさんの戯言だと思って生温く見逃してください。

    では……煮詰まってた次の展開の台詞思いついたんで、急いで帰って書きますね。(ダッシュ==!!)

  6. 徒川ニナ より:

    神山さん、こんにちは。
    確かに、インターネットが普及する以前は「自分の作品を読んでもらう」こと自体が非常に困難でしたよね。
    それが今じゃあ時と場合によっては感想なんか頂けたりするんだから、やはり文明の利器はどんどん利用していかねばな、と思う訳です。
    広い世界と繋がることができるからこそ、同じ趣味や目的をもった方と出会う確率も上がる。素敵なことですね。

    なるほど! そういう風に実体験を交えたお話を聞くと納得しますね。
    一万分の一とは……難しい世界だ……。
    内容とタイミングが少しでもずれれば、そこに「出会い」は存在しない、というのは、何とも興味深いお話ですね。
    肝に銘じておこうと思います。

    確かに、小説を掲載しているサイトに来る人っていうのは、多かれ少なかれ小説に興味をもっているのだと思います。
    それだけで既にもう一歩なり二歩なり近いところに居るのですから、やはりすごく有利というか何というか……インターネットの利便性を感じますね。

    交流ができるのも、本当に魅力的です。
    こうやってメッセージをやりとりする他にも、スカイプで声を聞いたりすることだってできる。時代は本当に変わりましたね。

    行き違いの数だけ、それを予防する策や知識が身についていくのだと思います。神山さんの真摯な気持ち、ちゃーんと届いてますよ。

    私の方こそべらべらとすみません。
    ついついお話に熱が入ってしまって。
    でも、神山さんの創作ライフのお手伝いが少しでもできるなら、それはとっても嬉しいことだと思っています。

    さぁ、私も煮詰まってるとこの続き、書かなきゃ!
    というわけで、私も急いで書きに行きます! それでは!

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