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たまごNo.009 元谷はと インタビュー前編

      2014/12/12

今回ご紹介する小説家のたまごは、元谷はと(もとたにはと)さんです。統合失調症を抱えながら、noteというサービスを使って小説を公開中。またtwitterでは、毎日ハンバーグを食べるという”連続ハンバーク”の記録も日々ツイートされています。ハンバーグのこと、統合失調症と小説の関係について、お聞きしました。

プロフィール

009_hato

お名前:元谷はと(もとたに はと)
性別:
生年月日:1983年2月8日
代表作品:「わたしがホモじゃない男子を好きになった理由」
好きな小説家:海羽超史朗・よしもとばなな・栗本薫
好きな小説:「STEINS;GATE 円環連鎖のウロボロス」「キッチン」「グイン・サーガ」
執筆環境・ツール:PC・紙ノート・「NOTE」
得意ジャンル:とくになし
twitter:@mototanihato
自己紹介:こんにちは。元谷はと と申します。統合失調症を患い、精神障害者の認定を受けています。医者に「一生薬は手放せない」「治る見込みはほとんどない」と宣告され、のちに「自殺するんじゃないかと思っていた」とも言われました。ですが、現在薬は発作が起きたときのみ飲んでいるだけで、日常生活は普通に送れています。先月から外に出て働き始めました。そういう経験から、諦めなければ夢は叶う、と信じるようになりました。小説は毎日書いています。淡々と、楽しみながら。誰かに「読んでよかった」と思われる小説を書く事が夢です。

たまごNo.009 元谷はと インタビュー前編

Q.オファーを受けていただき、ありがとうございます。元谷さんにはいろいろとお聞きしたいことがあるのですが、まずはこれを聞かずにはいられません。現在、毎日ハンバーグを食べ続けるという『連続ハンバーグ』なる自主企画をされています。これは何がきっかけだったんですか?

ある時、僕にとって大事な人が死ぬと言い出した事がありました。その時僕は引きとめ、その人は「じゃあ、私は死ぬまでに何をすればいいの?」と聞いてきました。

僕は思いつきを言葉にしました。「ならば、毎日ハンバーグを焼いてくれないか?」それが始まりでした。今は自分でハンバーグをこねて、自分で焼いています。

Q.小説のようなエピソードですが、実話なんですよね。それにしても毎日ハンバーグを食べるというのはなかなか想像できないのですが、毎日ハンバーグを食べて、飽きたりすることはありませんか?

毎日味を変えているので、飽きる事はないです。ソースを変えたり、違う料理にトッピングしたり。練り込む具を変える事もしています。自由にできる部分はかなりあります。試す事はまだまだあって、果てはないです(笑)

Q.1年間連続が当面の目標とのことですが、300日を超えて、ゴールが見えてきましたよね。その後どうするかは、もう決めていらっしゃいますか?

全く努力していないので、やめる、という発想が思い浮かばなかったし、今もないです(笑)

Q.それはすごいですね、どこまで続くのか、見届けたいと思います(笑) ところで、元谷さんおすすめのハンバーグの食べ方ベスト3を教えて下さい。

おすすめですか。うーん。自分の好みをすすめるなら明確にあるのですが、それは調味料の好みになってしまうので、
人にすすめるなら。

第3位 主食、副菜、汁物をちゃんとそろえる。
第2位 空腹時に食べる。
第1位 自分にとって大切な人と一緒に食べる。

という事になると思います。
ハンバーグしか見えていない状態だと、ハンバーグライフは充実しません(笑)

Q.なるほど、深いですね、なんとく名言を頂いたような気がします。(笑) では逆に、大失敗した、おすすめできない食べ方があれば教えて下さい。

ある日のことです。朝起きて食べるものがなくて、ストックしてあるハンバーグに手を出しました。昼に姉がハンバーガーをプレゼントしてくれました。夕食は絶対にハンバーグ、と決めているので、更にハンバーグ。

さすがに違うものが食べたい、と思いました。でも、次に日にハンバーグを食べた時にはやっぱこれだよな、って思いましたけれど(笑)

Q.朝、昼ときて、夜に自分の意志で食べるところがさすがです。話は変わって、元谷さんの短編小説「あいしたい、あいされたい、あいしてる」を読ませていただきましたが、素直に気持ちを伝えられないもどかしさが、すごくリアルに伝わってきました。これは元谷さんの実体験も入っていたりするのでしょうか?

そうですね。

自己否定しているから、素直になれない。だからと言って、そのままじゃいられない。そういう気持ちを後で読み返した時に思い出せればいいかなと思って書きました。それをこの作品を読んでくれた友人に説明すると、「ぜんぜん伝わってこんわ」と一蹴されました(笑)すごく懐かしいです。

Q.元谷さんは小説だけでなく、絵も描かれていますよね。公開されている絵はどれも、独特の世界観ががあって印象に残ります。絵はどれくらいのペースで描いているのでしょうか?

後編につづく

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