小説家のたまご

未来の小説家=小説家のたまごを応援するサイトです。

*

【たまコラム:文学賞で大賞をとる】第3回:贈呈式/あやまり堂

      2015/05/05

【たまコラム:文学賞で大賞をとる】第3回:贈呈式/あやまり堂

九州さが大衆文学賞について書いております。
なお、受賞作は、選考経過とともに「小説NON」7月号に掲載されます。

……えと。
てっきり、5月22日発売の6月号に載るものと思うておりましたが、正しくは、【6月22日発売の7月号に掲載される】でした。
色んなところで、誤報を発信しつづけておりました。
お詫びしまくります。どうも済みませんでした。
でもこの際、6月号も買っていただければ、出版社が喜ぶと思います。

さて、第22回九州さが大衆文学賞贈呈式は、佐賀市内の中心、佐賀城のお堀に突き出すようにして建つ、ホテルニューオークラで行われました。
当日は天気良好で、ホテルロビーからも、お堀の景色がたいへん麗しく見えました。
桜にはまだ早く、そこは若干惜しく思いましたが、歴史小説を書いていることもあって、お城の堀端は、たいへん具合が良かったです。

佐賀へは、豊橋から新幹線。
博多で乗り換えて、特急で40分余。博多発の特急かもめが、やたらと揺れるのには閉口しましたが、まあ、それも一興で、帰りの、特急みどりはほとんど揺れなかったので、車体の新旧もあるのかと思われました。

午後2時前にホテルへ到着し、部屋でスーツに着替えた後、2時間ばかり、佐賀新聞の方からインタビューを受けました。
あれこれ話している間、パシャパシャ写真を撮られましたが、その中で最もましな一枚が、佐賀新聞連載前の特集記事に、掲載されました。

本番の贈呈式は、4時半から。

贈呈式の会場は、それほど大きな場所ではなく、前に大きく「第22回九州さが大衆文学賞贈呈式」と掲げられた部屋の前側に、受賞者三名の椅子と、後ろに来賓三十名ほどの椅子が並び、その左右に、審査委員や主催者用の椅子が十ずつぐらい並ぶ、という構図でした。

審査委員の夏樹先生の到着が若干遅れて、10分遅れくらいでスタート。
始めに、新聞社の方が、選考の経過を説明し(投稿作品数や、東京からの投稿が多かったぞといった地域傾向。それから一次、二次、三次選考通過作品数など)、次に、佐賀新聞社長から、賞状と盾、賞金をいただきました。

賞状は、最初から額に入れられており、また盾もたいへん重厚感ある、立派なものでした。拝受し、感激した直後、
「この重たいのを持って帰るの……」
という思いがこみ上げてきたのを覚えています。

なおこの時、ペンネームの方は、本名も一緒に報告されますので、恥ずかしい名前だったりすると、困りますね。また、賞状と盾にも名前、作品題名が刻まれるので、たいへん光栄に思いました。

贈呈の後は、審査委員を代表して、夏樹先生のコメント。これは別記します。
なお、審査委員の贈呈式出席は、3委員の輪番制になっているようで、昨年は北方先生が出席されたようです。
夏樹先生のコメントの後、受賞者を代表して、大賞受賞者のコメントとなります。事前に考えていたことの半分くらいしか喋れませんでした。

で、受賞者のコメントが終って、閉会。
場所をかえて受賞パーティとなりますが、移動する前に、受賞者と選考委員で写真撮影します。この時の写真が、翌日の新聞一面を飾ることになります。

受賞パーティ

パーティは、ご出席の佐賀県副知事や、佐賀市、唐津市の観光文化ご担当、ミサワホーム社長からお言葉をいただいたりして、和気藹々と進みました。

ミサワホームの方からは、笹沢先生とのご縁を。
自治体の方からは、
「いずれ、佐賀を舞台にNHK大河ドラマを! 大河ドラマの原作になるような小説を目指してくれ!」
とか、
「我が市で2-3人殺して良いから、佐賀を舞台にミステリーを!」
「唐津は歴史の宝庫ですけん!」
とか、仰っていただきました。
ちなみに、唐津市が後援しているのは、北方先生の出身地というご縁からのようです。

受賞パーティの中で、ミサワホーム佐賀の社長から、
「僕は小説のことは分らんばってん、年齢のことは当てよるです」
と、私の年齢をずばりと当てられて、驚きました(佐賀弁てきとう)。
また社長から、
「これは新人の登竜門ですけん、あなたみたいな若か人が出たのは、良かったとです。今までで、一番若いじゃなかと?」
などと仰っていただき(佐賀弁うろ覚え)、たいへんありがたく思いました。

で、ちょっと調べてみると。。。
前回、第21回受賞者は70才。その前は62才。19回は53才。
それから、58才、41才、55才、50才と来て、第14回のミステリー「お試し期間」を書かれた水城さんという方が39才。さらにその前は71才。44才、43才、58才……て、まじで年上ばっかやんけ!

ちなみにあたくしは、34才で受賞しました。
もうそれだけですごいじゃん!

なお、小説NONの編集の方に伺ったところ、あたくしの時代小説は、特に年配の編集者からの評価が高かったそうです……まあ、あれです。時代小説は、読者年齢も作者年齢も高めだということが、過去の受賞者の年齢からも察せられますね。

そうして、1時間か、2時間ほどの受賞パーティの後、夏樹先生を囲んでの懇談会。
ホテルロビー奥の喫茶店に移動して、夏樹先生を奥に、あたくしが真ん中、隣に佐賀新聞編集部の方。手前に佳作の原さん、奨励賞の佐嘉さん、そして小説NONの編集の方という6人での座談会となりました。
時間は、小一時間ほど。
それで解散となりました。

佳作の原さんは、大阪からお越しだったので、私と同様、ニューオークラ泊まりで、佐嘉さんは、市内からお越しで、
「歩いて帰ります」
とのことでした。

そうして、翌朝は、部屋に届けられる佐賀新聞(ホテルの通常サービス)一面に、自分たちの写真を見つけてテンションを上げつつ、お城をちょっと見て、博多経由で帰還。何と言っても、賞状と盾が重たかったです。

なお、賞金はゲンナマでした。
持ち帰るのが怖かったので、さっさと佐賀駅前のATMで入金しました。

この後については、小説NONの編集の方から、
「新しい小説を書いたら、キャッチボールしながら次の賞を目指しましょう」
とも仰っていただきまして、いよいよ頑張らねばならんぞと、息巻いております。

要するに、ようやく、明確に、プロを目指せる運びとなったというわけで、ああ、良かった……。

(つづく!)

たまコライター プロフィール

あやまり堂(あやまりどう)
tamako_001_ayamarido
長く小説新人賞一次落ち通知コレクターを続けてまいりましたが、このたび「老虎の檻」という歴史小説で、第22回九州さが大衆文学賞の大賞・笹沢左保賞をいただきました。働きながら大学院通学中。専門は日本史(キリシタン史)。twitter:@ayamarido

たまコラムとは

小説家のたまごが気になるテーマごとに、数回から十数回程度のコラムを、連載形式でお届けします。

 - 文学賞で大賞をとる , , ,

ad pc

ad pc

コメントはお気軽に^^

  関連記事

【たまコラム:文学賞で大賞をとる】第1回:九州さが大衆文学賞について/あやまり堂

【たまコラム:文学賞で大賞をとる】第1回:九州さが大衆文学賞について/あやまり堂 …

【たまコラム:文学賞で大賞をとる】第4回:夏樹静子先生/あやまり堂

【たまコラム:文学賞で大賞をとる】第4回:夏樹静子先生/あやまり堂 このコラムで …

【たまコラム:文学賞で大賞をとる】第0回:はじめに/あやまり堂

文学賞で大賞をとる たまコラム、最初のテーマは『文学賞で大賞をとる』です。 小説 …

【たまコラム:文学賞で大賞をとる】最終回:小説作法/あやまり堂

【たまコラム:文学賞で大賞をとる】最終回:小説作法/あやまり堂 九州さが大衆文学 …

【たまコラム:文学賞で大賞をとる】第2回:最終選考会/あやまり堂

【たまコラム:文学賞で大賞をとる】第2回:最終選考会/あやまり堂 「九州さが大衆 …

【たまコラム:文学賞で大賞をとる】第6回:登竜門までその2/あやまり堂

【たまコラム:文学賞で大賞をとる】第6回:登竜門までその2/あやまり堂 九州さが …

【たまコラム:文学賞で大賞をとる】第5回:登竜門まで/あやまり堂

【たまコラム:文学賞で大賞をとる】第5回:登竜門まで/あやまり堂 そんなわけで、 …