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さいごに/たまごライター八湊真央(柴田花蓮)

      2016/11/27

たまごライター二期生である、八湊真央(柴田花蓮)さんが、本記事をもって任期満了となりました。八湊様には、たまごライターコラムだけでなく、いくつかの別企画に参加していただいたり、「美食家のたまご」の連載を担当していただいたりと幅広くご活躍いただきました。常に読者の気持ちに寄り添った丁寧でやさしい文章を、楽しみにしていた方も多かったのではないでしょうか。

そこでさいごに、小説家のたまごのみなさまに何かメッセージを残していただけないかと思いご相談したところ、ここにお届けできることとなりました。ひとりでも多くの小説家のたまごに、届きますように。

長い間、おつかれさまでした。

さいごに/八湊真央(柴田花蓮)

にわとり様から「何か記事を」と言っていただいたとき、何を書こうか迷いました。
でも、最後に何か、このサイトを見ていらっしゃる皆様のお役に立てればなと思い、「チャンス」について書くことにいたしました。 興味がない方は、読み飛ばしていただいて構いません。ただ、「将来的に紙書籍を出したい」「自分の小説を電子書籍で配信したい」「とにかく誰かに読んで欲しい」等々考えられているようでしたら、一度覗いてみていただけると良いかもしれません。

昨今はネット上で誰でも小説を閲覧でき、また投稿することが可能です。そのため、そこから出版社より声がかかってデビューに繋がるというケースもあります。
とても夢のような話ですよね。でも、全員が全員、そういう恵まれた状況に遭遇するとは限りません。寧ろ、それを待っているだけでは「時」―――つまり自分にとっての好機を逃してしまう可能性だってあるのです。

将来的に紙の本を出版したいと思っていても、その前に出来ることは色々あります。
公募に挑戦する、まずは実績を作ってみる。色々です。
実際、私もとある編集さんにアドバイスを頂いたことがあります。

ライターとして共著の書籍に参加をした時、将来どうしたいのか、と聞かれました。そこで「小説の本を出したい」と答えたのです。
すると、こんなことを言われました。

「だったら、今回の書籍を使ってめいっぱいアピールすればいいよ。実績をアピールして、どんどんチャンスを繋げると良い」と。

打合せで配って回るくらいの勢いだよ、とその方は笑っておられましたが、確かにその通りだな、と思いました。
ゼロよりもイチ、イチよりもニ。実績があるに越したことはありません。最終的には紙の本の出版を希望でも、その前に出来ることは色々あります。
公募へ応募する。あとは、紙・電子問わず自分で原稿を持ち込む。もちろんその際には思い通りに行かない事も、悔しい思いをする事もあるでしょう。
私も、きっと皆さんが想像する以上に悔しい思いを体験していますし、信じても裏切られる事だって色々とあります。でもそこで立ち止まっている暇はありません。自分が本気で何か目標を掲げているのなら、そこに突進するのみです。
意外なルートから攻めてみることも一つの手。そういえば、ライターをやっていて、尚且つ小説を出してらっしゃる方もを結構知っています。
皆、色々なことを考えて行動しているという事ですね。

「面白い」と思うことは人それぞれ、それは「上手い」も同じです。
でも忘れてはいけないのは、「面白い」=「上手い」が決してイコールではないこと。そして、「下手」=「面白くない」ではないこと。
もちろん、「上手い」=「面白い」だったら最高ですけど、世に出ている小説が全て、そうではないことは皆さんもお分かりかと思います。
面白くても、決して「上手い」ものではないもの、上手いんだけど、何となく面白みにかけるもの―――色々です。
ビジネスが関わてくると、この部分の微妙なバランスが重要かと思います。
ただ一つ言えるのは、自分をとりまく狭く小さな世界での評価に左右されて、そういった勘やチャンスを失うのはもったいないです。
時にショックを受けるコメント貰うこともあるかもしれない。時に、自分の意図が伝わらずにうわべだけしか作品を読んでもらえないかもしれない。でも、そういうのも大きく受け止めて、いかに柔軟に対応するか。自分に取り込めるか。それは大事だと思います。

本気で前に進みたいのなら、些細なチャンスでも逃さない。そういう強い気持ちは大切だと思います。
運も実力のうち、という言葉があります。強い思いは運をも引き込む力があるのかもしれませんね。

アンテナを常に張り巡らせて、色々なことに挑戦してみる。広い世界へ自分から飛び込み、そうして自分から道を切り開く。
創作活動だけでなくても、そういったことはきっと人生の上で役に立つと思います。

私もまだまだ「小説家のたまご」、いやたまごにさえなれていないかもしれません。
でも、日々精進して頑張りたいと思います。
ここをご覧になっている皆様も、皆様の目指す道に向かってどうか頑張ってください。
皆様の創作人生に、どうか幸あれ。

たまごライター プロフィール

たまごライター:八湊真央
writer_mao_100静岡県在住の、会社員兼一児の母兼フリーライター。ライターのお仕事ではコラムを中心に書いています。その他、中学生の頃から小説も書いています。現在、オリジナル小説を「pixiv」「小説家になろう」にて掲載中。フォロー大歓迎。二次創作サイトは「Cloud9+cafe*」。Twitter:@n_wing0224

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