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【執筆する時にあると便利なもの】「量」は質の土台/紗倉凜子

      2014/12/09

コラム:執筆する時にあると便利なもの

たまごライター:紗倉凜子
writer_sakura_100小説家を目指すたまごライター、紗倉凜子(さくらりんこ)。現役中学生として、学校生活と両立させつつ頑張っています!今の私にしか書けないことを、より印象的に、より私らしく。@NovUrban

 

「量」は質の土台/紗倉凜子

「執筆するときにあると便利なものは何か」と聞かれたら、みなさんは何と答えるでしょうか。
「考えたことなかった」
これが、私が初めに出した答えでした。でも、便利なものがあるのなら、それはきっと自然に使っているに違いない、そう思い立ち、「普段どのような環境で執筆しているか」を考えてみることにしました。

まず私が目を付けたのは、執筆をする時間帯です。私が執筆をするのは金曜日や土曜日の真夜中が多いのですが、意図的に夜中に書いているのではありません。翌日に学校などの予定がなく、夜更かしが出来るから少し書こう、という程度のノリで書き始めるものの手が止まらなくなり、ふと気がついたときには窓の外が明るくなり始めているのです。

私の場合、なぜだかこういうときに生まれた作品ほど、風景や生き物、音など、動きのあるものがありありと描写されていたり、誤字が少なかったりするように感じます。

深夜、自分以外の全てのもの……家族や街、家具までもが寝静まっている中で、自分の時間だけが動いている。執筆する部屋に、自分の時間だけが流れている。そんな何も邪魔が入らない、まとまった時間があることこそ、集中力を上げるコツであり、「執筆するときにあると便利なもの」なのではないでしょうか。

時間が無い中で書くと、「この時間内にこれだけ書こう」という焦りに追われます。すると、自分の書いた文章を繰り返し読んでより良い表現を探すことが疎かになりがちで、展開を考えたとすれば、それもワンパターンになりがちです。

短時間で書いて素晴らしい作品を仕上げられる方も、中にはいることでしょう。ですが、「小説家のたまご」はみな、発展途上です。これから、いくらでも成長することが出来るのです。そんな「たまご」の私たちは、書いたものをじっくり吟味することにより、新しい表現や今までと全く違った革新的な発想だったりを作品に加えることができるのではないでしょうか。

このことから、執筆するときにあると便利なものは、ズバリ「時間」だと考えます。

もちろん、深夜でないとならない、という訳ではありません。書くことが本業でなく日中は学校がある私にとっては、単に深夜から早朝が最も時間が取りやすいというだけです。人それぞれ自分に合った時間の取り方を見つけることが出来れば、それで良いと思います。

何事においても、早ければ早い方がより良いと考えられることはよくあることです。ですが、創作についてもそう言い切ってしまって良いのでしょうか。創作は、自分と向き合うということ。私は、深く長く向き合えば、向き合った分だけ深みのある作品になりますし、集中した時間、費やした人生の分だけ良い創作者になれると考えます。

「量より質」勉強や睡眠などについて、しばしば使われる言葉です。いずれも量は時間を、質は効率や完成度を表しています。ですが、執筆やその他本気で取り組みたい物事に対しては、「量が質の土台となる」と考えてみてはいかがでしょうか。惜しむことなく量を、時間を、効率的に、時には闇雲につぎ込むことによって見えてくるものがあるのではないでしょうか。

 - 執筆する時にあると便利なもの

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