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【執筆の敵】向上心疲れ/紗倉凜子

      2015/05/02

【執筆の敵】向上心疲れ/紗倉凜子

書きたいという気持ちも、書きたいものもある。だけど、書けない。

私は最近、しばしばそんな状態になる。そんな時における執筆の敵とは何なのだろうか。私の出した答えは、ズバリ、ありきたりかもしれないが、「自分」である。

それは、自分の書く作品に満足することが出来ない、自己肯定が出来ない自分がいるからである。伝えたい主題、書きたいシュチュエーションがふつふつと浮かんでくる時でも、その内の一つを文章にしてみると「こんなはずじゃなかった……」「主題とズレてる……」ということが往々にしてある。

そうなると自分で、自分の作品に、というより自分にがっかりしてしまう。そうなると次に書き始める時は、前回の作品を書き出した時よりも慎重に書き始める。すると、それは私を執筆から遠ざけることに直結してしまうのだ。

自分の作品に満足しないこと、肯定しないことは一聞すると向上心があって良いとも取ることが出来るが、そういった種類の向上心を持ち続けることは、えてしてとても疲れる事でもある。これは部活動や勉強にも同じように言えることだ。

向上心を持ち続けることに疲れてしまうこと、それを向上心疲れと名付ける。

では、どうやったら向上心疲れをしないのか。また、どうやったら向上心疲れを解消することが出来るのか。

それは、自分の向上心に対して下心や欲を抑え込み、本当に真摯に向かい合うことで成されると考える。

ただひたすらに目標に向けて近づいて行きたいだけの向上心なら、それに飽きてしまうことはあっても疲れてしまうことはないだろう。つまり、疲れは「○○さんより上手くなりたい」「○○で入賞したい」「○ヶ月で○文字書きたい」など、他人や賞、期間など、自分以外の何らかの基準が介入した時に、自分がこうありたい、という理想と実際の自分がかけ離れていた時のそのギャップにより生まれる。それは、欲と言い換えることも出来るかもしれない。

そこで実際の自分をいかに受け入れ、そこからどう精進していくかが勝負所だろう。

執筆に疲れた時はまず、頑張った自分を認めて向上心疲れから解き放ってあげようとすることから始めてみてはいかがだろうか。

あとがき

今回は「執筆の敵」ということでしたが、いかがだったでしょうか。

文筆と勉強や部活動を一緒にして良いのかはわかりませんが、その道で成功たいならば、言ってしまえば勝負事という点では共通すると思います。なので、日々の生活とも絡めて書いてみました。

勝ち負けに関わることに取り組むというのは、辛く厳しく、そして心身共にひどく疲れることだと思いますが、それと同じかそれ以上に得られる強さもあると思います。

小説家のたまごの読者さんの中にも、そんな厳しい環境で切磋琢磨されている方がきっといることでしょう。

そんな方々には、自分を追い込みすぎずに、また自分を大切にしながら頑張ってくださいと、僭越ながら、紗倉よりエールを送らせていただきます。

たまごライター プロフィール

たまごライター:紗倉凜子
writer_sakura_100小説家を目指すたまごライター、紗倉凜子(さくらりんこ)。現役中学生として、学校生活と両立させつつ頑張っています!今の私にしか書けないことを、より印象的に、より私らしく。@NovUrban

 - 執筆の敵

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