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【執筆仲間の見つけ方】信じ続けて「仲間」を得る/笠原小百合

   

【執筆仲間の見つけ方】信じ続けて「仲間」を得る/笠原小百合

長いことひとりで小説を書いていると、なんとなく心細い気持ちになることがあります。このままずっと小説を書いていけるだろうか。自分の作品が日の目を見ることはあるのだろうか。今のまま続けていて良いのだろうか。作品への密かな想い、活動の悩み事。そういった執筆に関する不安を理解して欲しくて、打ち消したくて、求めたくなるのが執筆仲間ではないでしょうか。

執筆とは孤独な作業です。それはどんなに執筆仲間がいようとも変わらない事実だと思います。けれど、執筆以外の部分で誰かと苦楽を共に出来るのであれば、それはとても喜ばしいことです。そう思い至ったわたしはWEB文芸誌「窓辺」を立ち上げました。

WEB文芸誌を立ち上げた当時、わたしには執筆仲間が殆どいませんでした。だからこそ、「窓辺」という場所を作りました。人が集まるにはまず場所が必要だと思ったからです。やがて、想いを同じくする人や興味を持ってくれた人が集まり出し、少しずつですが「窓辺」はその場所の輪郭を確かなものにしていきました。来る人がいれば去る人ももちろん存在していて、寂しい想いをすることもありました。そういうときは無理に後を追うようなことはしません。その人の執筆スタイルに無理強いをすることもありません。紆余曲折ありましたが、発足から五年の歳月を経て、今の「窓辺」はくっつき過ぎず離れ過ぎない、わたしにとって適度な距離感の場所になっているように思います。

もしかしたら「窓辺」の作家の中には、今の場所に物足りなさを感じている人もいるかもしれません。それでもわたしは、今の関係が結構気に入っています。相談し合ったり、批評を交わしたり、そういった交流は殆どありませんが「同じ場所に作品を掲載している」という一体感のようなものが感じられ、それだけで救われるような想いになるのです。仲間というのは、ただ群れれば良いというものでもありません。執筆仲間の定義は人それぞれだと思いますが、このようなタイプの仲間というものもあるのだな、と知ってもらえたら嬉しいです。

このように自分が発起人になって色々動いてみるのが、自分に合った執筆仲間の手っ取り早い見つけ方だとわたしは思います。執筆仲間が欲しかったら、創作企画を立ててみたり、イベントで交流したり、作品の感想を送ってみたり、まずは自分から動かなくては何もはじまりません。何事にも言えることですが、受け身の姿勢ばかりでは得られる機会も得られないというものです。自分から誰かに声を掛けるのが苦手なわたしの場合は、まずWEB文芸誌「窓辺」という場所を作って、仲間と出会うきっかけを生み出しました。今のあなたと同じように執筆仲間を欲している人は必ずいます。その人とどうやって出会うか。その可能性を広げるための活動をしてみると、より良い創作ライフが送れるかもしれません。今はSNSで気軽に繋がることが出来る時代です。だからこそ本当の意味での執筆仲間は見つけにくいのかもしれません。ですが、自分が信じる活動を続けていれば、仲間は自然と周りに集まってくるものではないかと思います。

あとがき

昔のわたしは喉から手が出るほど執筆仲間を欲していました。それこそ「窓辺」という場所を作ってしまうくらいに。今のわたしがあるのは、「窓辺」で繋がった仲間たちのおかげです。彼らには本当に感謝しています。もっと頑張ろう、と素直に思える刺激をくれる執筆仲間を得ることが出来て、これからも前へと進んでいけそうです。

たまごライター プロフィール

たまごライター:笠原小百合(かさはらさゆり)
writer_sayuri_1001984年3月11日生まれ。栃木県出身、東京都在住。小学四年生で作家を志し「日常に潜む狂気」をテーマに小説を書き続けている。2011年1月にWEB文芸誌「窓辺」を立ち上げる。2015年より文学フリマガイドブック編集者としても活動。同年6月に出産を経験した一児の母。小説と写真と競馬があれば生きていける。Twitter:@sayuspi

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